タイ料理は何と言っても辛さ、甘さ、酸味の三拍子そろったバランスと独特なハーブの香りを感じることができます。和食とはまた違った物がほとんどですが最近ではスーパーでも購入できるハーブも増え、ネットでも簡単に手に入る物が多くなりました。タイではスーパーは勿論路上でも物売りのおばちゃんおじちゃん達が新鮮なハーブを好きな量を販売してくれます。
私の家庭菜園でもこのブログを始めたのをきっかけに昨年より種類を増やして今年の春に種まきしたところです( *´艸`)
タイ料理には欠かせないよく使うハーブをご紹介します(^.^)/~~~
パクチー
まずタイ料理と言えばパクチーでしょうか。日本でもパクチーブーム到来とかで専門店ができるほど。
セロリを強くしたような香りが特徴で苦手な方も多いようです。実際タイ人でもパクチー嫌いいましたから(‘Д’) しかしこのパクチーは余すところなく使える優れもの。根っこは潰したりみじん切りにしたりして調味料として隠し味などにも使われます。
唐辛子
タイ料理と言えば辛さも特徴的。正直初めてタイに行ったときはビビりました。タイ人の使用する唐辛子の量が半端ありません(+_+) 私のレシピでは適量で使っていきますので、刺激を求めたい方は追い唐辛子してくださいね。
よく使われる唐辛子の品種はプリックキーヌーとプリックチーファーというもの。私は家庭菜園で作って冷凍と乾燥唐辛子にして保存してます。
プリックキーヌーという品種は小ぶりな唐辛子。キーヌーの意味はネズミのウンちゃんの事なんです( ゚Д゚) ネーミングセンスはさておいて、この唐辛子は青いものはフレッシュな強い辛さで赤くなると少しマイルドな辛さになります。
プリックチーファーはプリックキーヌーほどは辛みが少ない唐辛子です。チーファーとは空を指さすという意味。
どの唐辛子を使わないとというのはないので辛さに弱い人はプリックチーファーの方がおすすめです。プリックキーヌーは一粒でも激辛です。もちろん日本の唐辛子で代用できます。
あと日本でいう鷹の爪で、上記の唐辛子を乾燥させたプリックヘーンという乾燥唐辛子もよく料理に使いますが乾燥させるとさらに辛みが強くなります。
ホーリーバジル
スーパーなどでよく見かけるバジルは後で紹介するスイートバジルがほとんどかと思います。このホーリーバジルはタイ語でバイガッパオ。そう、日本でも人気のあるガパオライスに使われるバジルです。私の近くではこのホーリーバジルを売っているのを見たことがありません。なので私は家庭菜園で栽培してます(/・ω・)/
香りはフレッシュというよりもワイルドでスパイシーな味わいのバジルです。なかなか代用できるものがないんですがガパオなどの時どうしてもといった場合はスイートバジルを使ってみてもいいかもしれません。
スイートバジル
スイートバジルはスーパーでも簡単に手に入るハーブですね。タイ料理のみならづイタリアンにもフレンチにも世界中で使われるバジルです。タイ料理でもスープにも炒め物にも使われるバジルです。
ホーリーバジルよりも栽培は簡単で室内でも育てられるのでキッチン菜園として鉢を置いておくと色んな料理にも使えますよ。
バイマックルー
バイマックルーとは和名でコブミカンの葉です。ライムリーフとも言われます。なかなかフレッシュな葉っぱが売ってなかったのでネットで見つけた苗を大事に育てています。
バイマックルーは香りがとてもフレッシュでちぎってみるとライムのような柑橘の香りがする葉です。形は葉っぱが二枚連なったような可愛い生え方をします( *´艸`) バイマックルーはトムヤムクンにも使われますし、風味付けや、刻んで色んな料理に使われます。
乾燥したものはスーパーなどでも手に入るかもしれません。私も以前はライムリーフと表記された乾燥の物を使っていました。
レモングラス
レモングラスはレモンのような香りのするハーブでイネ科の植物です。葉っぱは乾燥させてお茶にもでき、茎の部分はトムヤムクンの香りづけや、刻んで様々な料理にも使われます。
とても生命力が強く四季のある日本でも簡単に家庭菜園で育てられます。
私も栽培してるのですが、切っても切っても生えてきていつの間にやら株数も増えていました。先日冬場に枯れた葉部分を取り除き株を分け植えなおしたところです。
カー
カーとは和名で南姜(なんきょう)英名でガランガルといい見た目も似ていますがショウガ科の植物です。ショウガよりも辛みが強くスパイシーな香りがします。タイ料理には香りづけに使われることが多く、トムヤムクンにも使われていますが、香りづけなので食べません。食べれないことはないのでしょうが硬いです( ゚Д゚)
生のカーはスーパーなどでは見つけることはなかなかできませんが、乾燥させたものなら購入できますし、保存も可能です。
マナオ
マナオとはタイのライムになります。小ぶりでスダチやシークワーサーほどの大きさで、皮も薄いのが特徴です。タイ料理に欠かせない酸味を出すために使われることが多く、とにかく頻繁に使われます。タイではレモンよりも圧倒的にマナオが使われていますし売られています。
ただ日本ではネットでは見かけますがスーパーや八百屋ではまず売ってないと思います。使う量も多いので代用する場合はレモンよりもライムを使われたほうがよいでしょう。レモンですとフレッシュな酸味はあるのですがライム、マナオに比べると味に深みが出ない気がします(;´・ω・) 私も毎度毎度マナオをネット購入するのは大変なのでライムで代用することが多いです。
ミント
スイーツやカクテルなどにも使われるお馴染みのミントはタイ料理にもよく使われます。イサーン料理(タイ東北部料理)によく使われ、代表的な料理では豚ひき肉のサラダ(ラープムー)に使われています。
ミントも家庭菜園しやすいハーブですが油断していると庭がミント畑になってしまうほど生命力の強い植物です( ゚Д゚) 料理だけではなく、これから暑くなる季節はハイボールに入れてみても爽やかでグビグビいけますよ٩( ”ω” )
ホームデーン
ホームデーンとは小さな紫玉葱のような形で玉葱よりもスパイシーで素揚げ、または刻んで薬味にしたり、サラダやカレーペーストにも欠かせない野菜です。
これもまた手に入りにくい食材ですが、エシャロットで代用できます。私はサラダの時はさらに手に入りやすい赤玉葱を使う事もあるのがやはりパンチが足りません(+_+)
さてここまでタイ料理でよく使われるハーブをご紹介させていただきました。どれも普段使う事のないような食材ばかりですが、これぞタイフードです。味はもちろん香りも独特な風味も楽しめるたいりょうり。中には自宅の家庭菜園で栽培しやすいものも多いので挑戦してみたらいかがでしょうか(^^♪